中学生日記『おじいちゃんの夢』

今回はドラマではなく、出演者の一人、美優の祖父アクバルの故郷イランを訪ねるというものでした。
アクバルはイランで生まれ育ち、貿易商となるため日本、名古屋へ来日。
陶器の輸出で成功したとのことです。
美優と祖母が飛行機でイランへ到着するときフライトアテンデントからスカーフを渡される。
イランはイスラムの国なので女性は肌を露出することが許されていない。
なんとなく知ってはいた知識ではあるけど、こうやって
飛行機の中で渡されたりするのを見ると
(もしかしたら外国人は関係ないのかもしれないんだけど)
そういうルールというモノが強く根付いているのだなと実感。
同じ年代(16歳)の親戚と話す機会があって、
スカーフについて聞かれてたんだけど
イランの人たちはそれをもう当然のものとして受け入れていて
スカーフを取りたいだなんて思ってない。
当たり前のことだと思うけど、それは彼女達にとってルールでなんかない。
僕が普段当然のようにしたがっている規律というと堅苦しい
マナーとかそういうもののようなものなわけだ。
途中、美優のスカーフがとれてしまうということがあったんだけど
家族なんだから構わないって言われるのですよ。
初めてあった人でも、家族として迎えてくれるし、
誕生日も祝ってくれる。
そういう人たちが遠くの国にいるってのは簡単には味わえない
ものなんだろう。
男女で出歩かない、サッカー場に女性は入れない、など
外から見ると単純にそれは男女差別なんじゃないかと思うようなことも
あったけど、それとこれとはまったくの別物で、
外から口だけ出すことはなんだか憚られる。


あるとき、アクバルの輸出した陶器(当時の価格で一億円ほど)が
イラン革命のため取り押さえられるということがあったらしい。
それでもう、どうしようもないと判断した祖父は投身自殺をするつもりだと
イランの親友に言い残した。
親友は必死で止め、
結局、美美の祖母がイランへ直行し、当時イランにいた日本の大臣に直訴し
難を逃れたらしい。
だから美優はそんなおばあちゃんを持ったことを誇りに思わねばならないと
その祖父の親友は言っていたのだけど、
かなりすごい事件なんじゃないかと思う。
詳しくはわからないけど、旦那の命、会社を救ったおばあちゃんの行動力ってのは
確かに誇りになるんじゃないかと。
で、祖父の親友は、アクバルは日本へ行き、日本人と結婚した。
美優はイランでイラン人と結婚してはどうかなんて言ってて
美優はイランの美しさ、素晴らしさも実感したが
同時に日本のよさもわかったと言うわけですよ。
よくある話だけど、僕は海外に行ったこともなく、特に興味もなく生きてきたので
日本のよさを外側から見たことがないのでわからない。
なんか感想というよりは雑感になってしまいましたが
中学生日記二学期楽しみにしてます。