オタクvsサブカル

巷で噂になっている両者の対立を僕は余り知らないのですが
僕が巻き込まれていた対立概念というと
ヤンキーorノットヤンキーというもので
それはそれはおそろしいものだった。
オタクでもサブカルでもなんでもいいから
ヤンキー以外のカテゴリが欲しかった。
一番顕著なのは中学生のころだと思うんだけど
髪の毛をいかに茶色くするかとか
裏ボタンを変えてみるとか
果てはジャージの裾をカットオフするとか
胸のVネックの交差してる部分をカットするとか
とにかくよくわからない行為に夢中だった。
あとは先輩の原付に乗らしてもらうとか
なんかそういうやつ。
僕は当時オタクでもサブカルでもいいからヤンキー以外のものに
なりたかったのだが
僕の拙い処世術といえば
ヤンキーの周りでからかいという名のいじめをうけながら
たまに面白いことを発言してみたり
呼ばれればテスト前だろうが遊びに行くという
フットワークの軽さのみで生きていくというものだったため
オタクにもサブカルにもなることなく
中途半端なまま過ごした。
髪の毛を茶色にすることにも
先輩の原付に乗ることにも興味がなかったが
その現場にはなぜかいるという
要するに「おまめ」だったのだ。
(おまめってのはクリトリスとかではなく
いてもいなくても関係ないやつというか
厳密には鬼ごっこを一緒にやるんだけど
あまりに力の差が離れているので
鬼にはならないやつのことをおまめと言っていた。)
いてもいなくてもおんなじだったんだよ。
それはいまだって変わらないと思うけど。
この辺のことを小説に書きたいと思い、
ちょっとネタになるかとメモ書きしてみたんですけど
よみがえってくるのはほんと吐き気を催す記憶ばかりで
そんなものを僕は実家に帰って持ち帰ってきたのかと思うとやんなる。
あと高校はオタクとギャル男しかいなかった。