寒空の下三時間

外出すればするほど気分が塞ぐ。
気持ちがくさくさする。
どうしていいかわからない。
すごく嫌な予感だけはする。
ふぅん、そういうわけかぁ、なるほどなるほど
なんてわかったようなこと言ってみても
目を閉じることさえできない。
鉈で腕の肉が削がれるイメージが離れてくれない。
後頭部というか首筋から生えてきた結晶が
ずぶずぶと内部へと侵攻する。
誰かに助けてもらいたいと思うことは甘えなんでしょうか。
ぼくは甘えているんでしょうか。
ひとりで乗り切らなければならない局面。
やんなる。