カウンセリング三回目。

昼間っから飲んでいたら予約時間の16時をとうに過ぎていて慌てて学生相談室へ。
僕はもうこの春卒業してしまうのでここを使用できるのも今月一杯。
ということで病院を紹介してもらう。
今通ってるとこにあんまり不満はないんだけど
今後もカウンセリングが必要らしいので
カウンセラーのいる病院に行くことに。
ちょっと遠くてめんどくさいです。
カウンセリングを受けてる間僕はいつも
臨床心理士のKさんと寝ることができるかどうかばっかり考えてる。
僕の母親よりは若いと思うが
僕ぐらいの子供がいてもおかしくなさそうだ。
胸元に光るブローチがはじけ飛ぶ瞬間をスローモーションで眺めている。
いけないこんな不埒なことを考えていてはいけない。
実家ではどうだった?と聞かれたので
ため息ばかりついてましたとか親との確執がどうのとかしゃべった。
親は厳しかったのって聞かれたけど
僕は一人っ子だったし、他の家庭のことは知らないので
比較対象がなくてわかりませんとお茶を濁した。
言われてみれば厳しかったような気がする。
僕の両親に対する要望は一貫している。
スカートをはきバイクで京都に行く僕を肯定してくれることだ。
今まで両親の庇護の元ぬくぬくと育ってきた僕は
親の肯定なしに行動をとることができない、らしい。
そのためにせっせと貯めたお金も全額両親にあげたりと
涙ぐましい行為に情熱を注いできたがあまり奏功してない。
もう大人なんだから自分のことくらい自分で決めなくちゃならない。
そんなことはわかってるしそうしてきたつもりなんだけど。
そんなことをだらだら話していたら
カウンセラーのKさんに「甘ったれなのね」ってばっさりやられた。
いや、まぁ、その否定はできないけど
そんな端的に僕の喉元を突くようなことしないでよ。