別れた。
諸事情あってしこたま飲んで
吐きまくってそのゲロ飛沫のついたスウェットのまま
朝八時半に学校に行き土曜日に出たゴミ出し。
一人きりで四階のラウンジの前に置かれたゴミを持って
テラスまで何度も往復して運ぶ間に
涙とも汗とも言えない液体が頬を伝った。
もう終わったんだよなぁって何度も思った。
まだ借りたままのものがうちに残ってるし
未遂に終わった計画がいくつもあるよ。
僕はほんとにあんたが好きだった。
誰よりも好きだったし
幸せだった。
まだ終わらせたくないってどこかで思ってる。
でも、もう終わったんだよな。
二度と戻らないんだよな。
さよなら。
さよなら、いとしい人。